水虫患者数
水虫の患者数は、白癬菌(はくせんきん)が感染しても自覚症状が診断を受けず自己判断で市販の薬を使用する人が多いことから正確な数字は分かっていません。
自覚症状がなく、薬も購入せず、皮膚科で診察を受けていない人は含まれていませんので、実際には2500万人が水虫患者数ともいわれていますから、まさに国民病と言っても良いでしょう。
水虫というと、男性、特に中年男性に多い病気というイメージがありましたが、近年ではストッキングやブーツ、パンプスなどを履き、足が白癬菌が感染しやすい環境が整った女性の患者数が増加し、男女比は1:1といわれています。
また急激に増加傾向にあり、水虫の低年齢化も問題となっています。
産まれたての赤ちゃんが水虫であることはなく、10代以下の水虫患者数は全体の約3%といわれています。
そして一度白癬菌に感染し水虫になると、完治することが難しいため、年齢が高くなるにつれ患者数は増加していき、50代以上になると4人に1人以上が水虫患者数とも言われています。
完治するのに根気が必要な病気で、治療を途中でやめたりすることも、いまだ患者数が減らずに増加傾向に拍車をかける原因かもしれません。